のびっこクラブ~いくつといくつ~

2月17日の「のびっこクラブ」では、「ひとつ、ふたつ、みっつ…。」という数え方で遊んだあと、「いくつといくつ」という数の合成・分解についてふれました。

お手玉や毬つきなどの昔の子供の遊びの中では、「一つとせ~♪」というような、一つ、二つ…の数え方がたくさん出て来て、日常生活の中でも、「ひい、ふう、みい、よう…。」というような数え方が使われることが多くありました。昨今は、そのような数え方に触れる機会も減ってきて、10(とお)まで、数えられないお子さんも多いです。その結果、1年生で「六日」「八日」「八つ」などの漢字の読みに苦労することになります。

そこで、今回は、風船付きをしながら、10まで数えて遊びました。風船を落とさないことで精いっぱいで、「数えてなんていられないよ!先生、数えて!」というので、隣で数えてあげると、とてもうれしそうに、頑張って風船を目で追い、体を使って、手を動かします。そして、「とお!」で風船をキャッチしたときのいい顔!聞くことで覚えていくこともたくさんあります。
お時間がありましたら、ご家庭でも、一緒に数えてあげてください。

「いくつといくつ」は、1年生の算数で5月ごろに学習する内容です。たしざん・ひきざんの基礎となる学習ですが、ここから、「算数が分からない。」というお子さんが出てくるところでもあります。数量の感覚が不十分だったり、「7は2と5」などという言葉の理解がうまくできないと、難しく感じてしまいます。算数のなかで、数量を実感できることと、「言葉」は、とても大切ですね。

※次回は、2月24日(金)午後2:10~2:40の予定です。

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