えんぴつの持ち方~補助具を使って~

幼児の学習では、本教室でも、園の放課後教室「のびっこクラブ」でも、鉛筆の持ち方に気を付けています。

まだ、指先の力が弱く、手指の動きが拙い幼児の場合、クレヨンと同じように、たくさんの指で鉛筆を支えて持ったり、鉛筆を立てて持ったりと、独特の持ち方になってしまうことがあります。

かといって、うるさく言いすぎると、鉛筆をもつこと自体が嫌いになってしまったり、自信をなくしてしまったりします。

そこで、幼児の小さな手でも持ちやすい鉛筆や、鉛筆の補助具を使います。

今年の年長児のお子さん方には、三角鉛筆+人差し指をくぼみに入れて補助するタイプ(上記写真の一番下のタイプ)をまず使っていただいて、次に、六角鉛筆+親指・人差し指・中指の3本を固定するタイプ(写真中央)を使い、3本の指で支えられるようになってきたところで、9月から、一番上の鉛筆グリップ「もちもっち」を使ってみました。

「もちもっち」のよいところは、3本の指で正しく持つと、握った時のフィット感が気持ちよく、「おもち君の顔が見えるように持ってね。」というと、鉛筆を人差し指の付け根に倒して持てるようになるところです。

鉛筆の持ち方は、学習するときの姿勢につながり、学習時の姿勢は、学習の長時間化や学習量の増加にどれだけ対応できるかを左右するようになっていきます。

鉛筆の使いはじめ、学びはじめを大切にしたいものです。

※上記写真:
 下から「くもんのこどもえんぴつ2B」「KUMON こどもえんぴつもちかたサポーター」(くもん出版)
    「もち方器具 もちかたくん」(トンボ鉛筆Yo-i)
    「鉛筆グリップ もちもっち」(ソニック)
 プリント「Honda Kids すうじのじゅんにすすもう」(GAKKEN 学習研究社)

Follow me!