のびっこクラブ 11/29の学習

今回は,「ふえるといくつ」の学習です。

今回は「10玉そろばん」と「数カード」で

初めは,10玉そろばんです。

「はじめに5こありました。」
「そこに,2こふえると…。」
「ぜんぶでいくつになりましたか?」

はじめの数の「5」,増えた数の「2」,更に10玉の内残っている玉が「3」ということが視覚的に把握できます。この例の場合の答えは「7」です。
繰り返し解いているうちに,答えが「9」や「10」だと,残っている玉の数からも答えが分かるようになりました。

また,答えが分かったら,黙って手を挙げる,という挙手の仕方もやってみました。はじめは,それでもすぐに大きな声で答えを言ってしまう子もいましたが,慣れてくると黙って手を挙げて待つことができるようになりました。

次は,数字のカードを使っての「ふえるといくつ」です。

※数カードは「ちびむすドリル」より作成

「はじめに5こありました。」で,指を「5」のカードの上に置きます。
「2こふえると…」で,指を右に2つ「6・7」と動かします。
「…いくつになるでしょう。」指の位置にあるカードの数が答えになります。

1年生で学習する「かずのせん」(数直線)を使った学習につながる考え方です。
「かずのせん」を使った学習をすると,次の数を「一つ目」と数えずに,はじめの数(上の例の場合は「5」)を「一つ目」に数えてしまって,答えが一つずれてしまうお子さんがいます。そのようなお子さんは,すごろくをしても次のマスから数えずに,今いるマスから数え始めます。
先ほどの「10玉そろばん」の動きをイメージしながら指を動かせると,このような間違いは無くなります。
抽象的な「数字」だけでなく,具体的な物を使った体験を積んでおくことの大切さを感じます。

また,ここでは,「黙って手を挙げる」約束に対して,子ども達から「先生,こうやって答えのカードを持って手を挙げたらどう?」という考えが出てきました。素晴らしいですね。即採用。
黙って,にこにこしながら,自信あふれる顔つきでカードを挙げている子ども達の様子…お家の方にも見せて差し上げたいくらいでした。

次回の学習は,12月6日(金)の午後2時10分から2時40分の予定です。

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