日常の会話を楽しもう!~非日常の生活のなかで~

教室の前の いちごの花が咲きました

先週から,教室を一部再開しました。久しぶりにお会いするお子さん方は,ほんの3週間でも頼もしく大きくなっていらしたことに驚きです。子どもの成長していく力の素晴らしさを改めて感じます。

それでも,やはり 子ども達に
「おうちで のんびりできてる?」
というような話を向けると,3月上旬のときとは打って変わって,一様にうかない表情をうかべては,「う~ん。でもなあ…。」という返事が。
子ども達は,いつも通り元気いっぱいに見えても,この社会の状況に漠然とした不安を感じ,家の人の話や表情などの一つ一つに胸の中をざわつかせているのではないでしょうか。

市内の小中学校は,来週には始業式や入学式が行われる予定です。
保護者の方とお話ししていると,「無事に入学式ができますように」という気持ちと一緒に,「でもこの状況の中で学校に行かせることは心配」という気持ちも伝わってきます。

今日のような穏やかに青く広がる春の空をみていると,東日本大震災のあとの春休みの静けさと似ているなあ、と思います。
大きな余震と,目に見えない放射線量を心配しながら,始業式を迎えました。
こんな状況で陸上記録会をやるのか・やっていいのか?修学旅行に行くのか・行っていいのか?そもそも,子ども達だけで徒歩で登下校させて大丈夫なのか…?
それぞれの立場の方々が,みんな心配しながら,戸惑いながら,決断しながらの毎日でした。

そんなときに耳にした言葉が今でも心に残ります。
「非常時だからこそ,でき得る限りの配慮をして,子ども達に一つでも多くの『日常』を!」

普段なら当たり前の『日常生活』の一コマ一コマが,子ども達に小さな安心を与えてくれるというのです。

先の見えない不安が広がる毎日ですが,ぜひ,ご家庭では,お子様とたわいのない会話を楽しんでみてほしいです。つまらないことでも,「話す」と心が軽くなります。小さなお子様には「語彙」を増やすチャンスにもなります。

本塾も,できるだけの配慮はしておりますが,どうぞ無理のないように,ご活用ください。(当面お休みいただいても大丈夫です。その際は,大変でもご連絡をお願いいたします。)

※状況をみて,本塾も再度臨時のお休みをいただくことになるかもしれません。その際には,またメール等でご連絡させていただきます。よろしくお願いいたします。

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