鉛筆の持ち方を見直してみよう!

幼稚園での「のびのびレッスン」でも,保健センターでの「5歳児キッズ」でも,第1回目の学習は『指の運動と鉛筆の持ち方』にしています。

幼いお子さんは,手が小さくて指の力も弱いので,鉛筆もクレヨンと同じように,たくさんの指を使って持とうとします。特に多いのが,人差し指の上に中指が乗ってしまう持ち方です。
この持ち方だと,鉛筆を強い力で握ることができます。しかし,力が入りすぎて,たくさんの量を書くと疲れてしまいます。加えて,芯先の可動範囲も狭くなってしまいます。
実際に,おうちの方もやってみて比べてください。親指と人差し指の2本で鉛筆をつまんで鉛筆の下を中指で支える,いわゆる「正しい持ち方」にしてみると,すっと力が抜けて,軽く自由に鉛筆を動かせるようになることが分かります。

他にも,手首を内巻きにして鉛筆を向こう側に倒して持つ持ち方(横書きならよいが,縦書きは疲れる),鉛筆を立てて持つ持ち方(芯先が見えないため,体を傾けて覗くので疲れる)なども,学習時間が長くなると,体が悲鳴をあげ始めます。

家の中で過ごす時間が増えている今,鉛筆を使ってお子さんがお手紙書きを楽しんだり学習をしたりする場面を目にすることが多くなっているとことと思います。ぜひ,鉛筆の持ち方にも目を向けてみてください。

また,鉛筆の持ち方の矯正は,無理強いしても難しいです。指の力がつくような鉛筆体操を楽しんだり,市販の補助具などを使って,負担の少ないように長い目で見た取り組みをしてほしいです。

「くもん」から発売されている補助具 年中さんでも使いやすいです
「トンボ鉛筆」から発売されている補助具「もちかたくん」 使い方が少し難しいですが,とてもきれいに鉛筆が持てます

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