算数・数学が得意な子①

☆一ケタのたし算,ひき算,そして,かけ算九九が,すらすらできる。

3年生以上の教室でも,いちいち机の下で指を数えないとたし算ができないとか,わり算の筆算をするのに「六一が六,六二十二…」と1から九九を唱えないと答えにたどり着けない,というお子さんにしばしば出会います。そういうお子さんにとって,計算ドリル20問を解くことは,時間もかかって非常に面倒なことになります。面倒なことは敬遠してしまいがちです。結果として,学習量が減り,ますます苦手意識が強くなっていきます。

今,1年生は答えが10以下のたし算や,10以下の数のひき算の学習をしています。ブロックや絵など半具体物を使って,たし算やひき算の意味を理解できるようにしながらの学習ですが,この後,ブロックや絵を頭の中に思い描きながら,式を見たら答えがパッと言えるようになるまで,練習を繰り返してほしいと思います。2年生で学習するかけ算九九と同様に,3年生以上の学習を支える大切な力となっていきます。算数が得意になるための第一歩です。

昨日教室にいらした1年生には,帰りの挨拶の前に「2たす2は?」といきなり尋ねてみました。すぐに「4」と答えが返ってきて,にこにこと帰路につくことができました。苦痛にならないように工夫しながら,練習を積んでいきましょう。

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