おつりをもらったことが、ありますか?~算数~

かずであそぼう~数字・ドッツ・指

算数では、しばしば「買い物」の場面が出てきます。

例えば、2年生だったら、

「35円のあめを買います。50円はらうと、おつりはいくらになるでしょう。」

3年生だったら、

「165円の消しゴムと、120円の鉛筆を買うとき、レジで1000円はらうと、おつりはいくらになるでしょう。」

高学年になると、

「120円のジュースと150円のフライドポテトをセットにして、3セット買います。1000円払うとおつりはいくらになるでしょう。」

などです。

この問題の何につまずくかというと、問題文の中で、「代金」が先に表記されていて「支払額」が後から出てくるところです。

文面の順番通りに立式して、「式35-50=15 答え15円」のような間違いをしがちです。

そんなお子さんには、「違いを求める引き算は、大きい数から小さい数をひく」ことを思い出すように声掛けすると、すぐに納得して正すことができます。

ところが最近は、足し算なのか、引き算なのかが理解できないお子さんが見られるようになりました。

「式35+50=85 答え85円」と書いたお子さんに、

「レジで50円はらって、おつりが85円かえってきたら、うれしいなあ。」

と言っても、なんとなく伝わりません。

もしかしたら、自分で現金を払って「おつり」をもらった経験がないのかもしれません。

子供には、様々な体験をさせたいと思う一方で、子どもたちを取り囲む環境がどんどん変化していて、問題文と社会の情勢が離れてきているのかもしれないとも感じました。

そろそろ「チャージしてある残金はいくら?」という問題が出てくるかもしれません。

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