がんばれ!3年生~社会~

夏休み直前!俄然,子ども達の表情が明るくなってきました。
そんななか,今週は,3年生の保護者の方から「社会のテストができなくて…。」という声を聞きました。3年生は社会科の初心者。テストも初めてです。
社会科は,生活に密着した楽しい教科です。学ぶことによって,「あたりまえだ」と思っていた事象や光景から,新たな発見や気付きが生まれてきます。
例えば,学校の周りの様子や地図の見方を学習すると,「学校の東側の田んぼのところは,土地が低いんだね。」と分かったり,火事から暮らしを守る仕組みを学習した後に街を歩くと「こんなところに消火栓があったのか!」と発見したりします。
しかし,気をつけなければならないことがあります。
一つは,生活科から社会科への移行です。
先の「学校のまわりのようす」の学習は,うっかりすると,「2年生のときもやったよ。」(生活科:まちたんけん)と感じてしまいます。学習のねらいをはっきりさせて,社会科的な見方や考え方をできるようにすることが大切です。
もう一つは,社会科の用語や記号などを理解して使えるようにすることです。
漢字や計算を繰り返し練習して覚えたり使えるようにしたりしていくのと同じように,社会科の用語や記号も練習することが必要です。授業のなかで数回ふれただけでは,覚えられません。学校からも練習するように言われたり宿題に出されたりすることが少ないので,覚えていないまま進んでしまう場合があります。
更に,テストに関していえば,社会科のテストの形式に慣れていない,ということもあります。
コツをつかんでしまえば,社会科のテストは決して難しくはありません。
社会科に苦手意識をもってしまったお子さんには,夏休みの間に社会科の学習の仕方にもふれていきたいと考えています。ぜひ,社会科も好きになってほしいです。